ホームスタートのビジターフォローアップ研修会「多胎児家庭への支援」

「ホームスタートたかつき」主催の研修会が、令和1928日(土)に高槻市庄所コミュニティセンターで開催され、おおさか多胎ネット代表の落合が講師として協力させて頂きました。約30名のビジターさん、オーガナイザーさんが参加され、東大阪からもオーガナイザーさん6名が参加されました。

 

研修内容は、多胎児家庭の支援の基礎の講話、利用者である多胎児家庭の2家庭のインタビュー、グループワークでした。

インタビューでは、育児で辛かったこととして忙し過ぎて子どもたちが座位を取れるまでの記憶がなかった等や、ビジターさんに話を聞いてもらった、子どもの名前を間違いなく呼んでもらったこと等が嬉しかった、外出先で見知らぬ人に荷物を持ってもらったことが助かったなどのリアルな語りに一同真剣に耳を傾けました。

各グループワークの発表では、育児の大変さや、言葉かけでは助けになること、傷つくことがあることがまだまだ分かっていないことが分かったので配慮したい等々の発言が有り、理解の深さと、日頃の研修の成果や、それを実践されている質の高い活動が推し量られました。

 

ホームスタートとは、6歳未満の子どものいる家庭に、研修を受けた地域の子育て経験者が、週に12時間程度訪問し、「傾聴」と「協働」(親と一緒に家事や育児、外出などをすること)をする、イギリスで始まった新しい家庭訪問型子育て支援ボランティア活動です。現在大阪府内では、高槻、東大阪、岸和田、熊取の4地域で活動されていて、「ホームスタートたかつき」は設立4年で、多胎児家庭の訪問は31件の実績があります。

 

 

インタビューに協力して下さった家庭のお子様が顔見知りのビジターさんの元に走り寄っていく姿と、待ち受ける笑顔のビジターさんの2ショットは素敵でした。公的な支援の他、このような地域のボランティア活動は、特に外出がしにくい多胎児家庭においては、とても有意義で有難いです。活動の益々の発展と大阪のどの地域においても展開されることを期待しています。