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新型コロナウイルスについて

「新型コロナ感染症について」「発熱の対処法」を東京の感染症クリニックの先生から頂いた資料を落合が要約追記しましたので、良かったらご参考にしてください。

 


 

 

「新型コロナウィルス感染症について」

 

1.発症の予防
誰もがいつかはウィルスに被曝するという危険性が高いが、体の中に侵入するウィルスの量を減らすことが大切。ウイルスの侵入量が一~数十個の 少量ならば既存の免疫システムでも退治することができ、その後に抗体が産生されることがありうる。しかしウィルスの量が何千何万個と多数であれば、抗体ができる前に、免疫システムが負けて発症し、重症化に至ることがある。

 

2.体内にウィルスを侵入させない、させてもごく微量に留めるためのお奨め
①手を良く洗う

    洗い方については、お子様の場合は、「ビオレUの手洗いの歌」が分かり易い。

②手指消毒剤(70%アルコールまたは50ppm次亜塩素酸水)で手指を消毒する
③マスクを着用する
④人混みを避ける 2m(最低50㎝)離れる(呼気は2m拡散しても感染力がある)
⑤外出先のドアノブに注意する、素手では触らない
⑥窓を開けて頻繁に換気し 空気清浄機、加湿器を使用する
⑦家のタオル交換をこまめに行う(個人別にする、来客用はペーパータオルにする)

 

3.マスク着用の効用

①飛んでくる飛沫の5ミクロン滴(ウィルスは殆どはこの中に存在)を防ぐ効果が期待できる。
②鼻腔内の温度が37℃に上がり(ウィルスの活性は1000分の1になる)、また鼻腔粘膜の乾燥が防がれて抗ウィルス作用が発揮される。

 

4.マスクの取り扱い

    着用中や後はマスクの本体は手指で触らない。耳にかけたゴム部分を持つようにする。

 


 

「発熱時の対処法について」

 

 1. 体温を上げ体をポカポカと暖かく保ち、体を冷やさないようにする。

室温を高めたり厚着をしたり、温かい食事や飲み物を摂って、汗ばむようにする。 

体温を上げ発汗したのち、適宜下着の交換も行う。また、水分・塩分を補う。経口補水液、特にOS1(210円/本)はポカリスエットの2.5倍塩分が含まれ、吸収が3.5倍速く、糖分は1/3と甘くなく、点滴の代わりとしてお奨め。

 

→体温が1度上がると、免疫力が5倍になる、38~39℃で免疫力は最大になると言われている。

→その反面ウィルスは高温に弱く、38℃でその増殖が抑制される。

体温を上げることにより、交感神経の緊張が解除され、寒気、疲労倦怠感、関節痛、筋肉痛 が改善する。

 

 2.水分・塩分を補う。経口補水液、特にOS1(210円/本)はポカリスエットの2.5倍塩分が含まれ、吸収が3.5倍速く、糖分は1/3と甘くなく、点滴の代わりとしてお奨め。

 

 3.解熱剤(パブロン、PL顆粒、ロキソニン)は、頭痛時以外は服用しないようにする。服用で一見熱が下がったように見えても、逆に病勢は悪化し、気分の悪さなどが持続し、病

気が長引くことになりがち。

 

 4.マスクを着用する。

鼻腔粘膜の温度が37度に上がると、ウィルス活性が1/1000に低下する。

部屋の加湿も大切。加湿器の使用を、加湿器がなければぬれバスタオルを室内に干

すなど行なって、口腔鼻腔粘膜を乾燥させないようにする。粘膜が湿潤だと、免疫

グロブリンなどの感染防御機構が力強く作動するが、カラカラに乾くと弱くなり、

粘膜のヒビ割れ部からウィルスが容易に侵入する。

 

 5.観察

  ①かかりつけ医がある場合は、電話で観察方法や今後の連絡方法を相談しておく。

②体温を測る。最低1日2回で、体調に応じて測定する。

  ③体温の他、息苦しさ、嗅覚、味覚などの体調を確認して記録しておく。

 

 6.受診

  ①かかりつけ医に電話で相談して指示を受ける。

  ②新型コロナ受診相談センター(帰国者・接触者相談センター) に相談する。

  ③受診の際は、マスクを着用し、公共交通機関の使用は控える。

 


以下情報も参考にしてくださいね。

 

新型コロナウイルス影響下での子育て(トリプルP)

新型コロナウイルスげき退作戦!(佐久医師会:教えてドクター)